2020.05.05
30代になって婚活を始める人は非常に多いです。ここでは30代女性の婚活事情と陥りやすいトラップ、成婚への秘訣をご紹介していきます。
目次
20代に友人たちの結婚ブームを経験し、そろそろ自分も結婚しようかな…と思っていたら30代になっていた!という方も多いのではないでしょうか。
「いい人がたら結婚したいけどそこまで焦っている訳ではないし、仕事にもやりがいを感じて上手くいっているし、今は子どもは考えてないけど、いちようリミットも意識しないとだし…。」と考え、実際に30代から婚活を始める女性はとても多いです。
実際、結婚相談所に登録している女性のボリュームゾーンは30代です。
では、30代女性の婚活事情は具体的にはどうなのでしょうか?婚活をヒントになるかもしれません。
総務省統計局の国勢調査結果をもとに推移を見ていきましょう。※出典(e-stat 国勢調査時系列データ)
晩婚化が進んでいると言われるように、30代女性の未婚率も年々増加しています。
総務省統計局の平成27年国勢調査結果から、30代前半の女性では約3人に1人が未婚ということが分かりました。
30代後半の女性でも約4人に1人が未婚ということになります。
総務省の国勢調査を参考に、各年代の人たちが5年間で結婚した割合を算出してみました。
※出典(e-stat 国勢調査時系列データ)
30代前半に未婚だった人は5年後に約3人に1人が結婚し、30代後半だった人は5年後に約6人に1人が結婚すると結果になりました。
やはり年齢が上がるとともに、結婚した人の割合はシビアになっていきます。
20代後半では6割近くが独身だった女性も、30代に入ると独身者は3割程度に激減します。
つまり、既婚者と独身者の割合は30代を境目に逆転するのです。
なぜ30代に入ると結婚が次第にシビアになっていくのでしょう。
20代の恋愛模様を30代になっても求めていませんか?
20代のころは、最大の武器と言っても過言ではない「若さ」を兼ね備えています。
年齢的な若さもそうですが、経験が未熟ゆえの若さもあります。
20代は30代よりも、お肌もピチピチで体力もある、経験的にも怖いもの知らずで、色々なことに意欲的に取り組んでいた人も多いでしょう。
20代のころは結婚をあまり意識していなかったため、学校の友達やバイト先、職場など「気になった人と付き合っていた」と思います。
付き合うことを難しく考えず、若さゆえにチヤホヤされることもあったでしょう。
しかし、30代になれば付き合った先の結婚がよりリアルになります。
30代からの恋愛は「結婚できると思った人と付き合う」になるため、付き合うこと自体のハードルが高くなるのです。
また、年齢が上がるにつれて経験値も上がります。
キャリアや年収、働き方などをみて、無意識のうちの相手のスペックを考えてしまうことが増えます。
つまり相手の条件を冷静に考えてしまうため、恋に落ちることは少なくなるのです。
そのような中で20代に感じた恋愛模様を追い求めていると「トキメキがない」と感じ、なかなか恋愛に発展しづらくなります。
結婚とは、他人が一緒になるということです。
家事は増えるし、家賃も2倍になる、今まで好きなように飲み歩いていてもそうはいかなくなる、自由にお金も使いづらくなる等、デメリットと感じることも増えるでしょう。
「他人に左右されず、自由な生活がしたい」と思えば思うほど、窮屈に感じやすいと思います。
実質的な損得を考えると、結婚は難しいと言えます。
また、今まで一人暮らしや実家暮らしを長年続けているうちに、今の生活スタイルを変えることが難しくなります。
例えば、家に帰ってきたときにいつ部屋着に着替えるか、洗濯物の畳み方、食器洗いのタイミングなど、細かいことだと思うかもしれませんが、当たり前になっているからこそ一緒にいると違和感を感じやすいのです。
自分の生活スタイルを変えることは、年齢が上がれば上がるほど難しくなっていきます。
年齢が上がるにつれて結婚は難しくはなりますが、100%できない訳でもありません。結婚出来る人はいます。
そして、独身者は独身者と仲がいいのも事実です。
独身者だけの女子会を開催し、女子会で「いい人いないよね~」と言いながら話すのもとても楽しい時間です。
そして思うのです。「自分以外にも結婚していない友達は沢山いるし、こういう時間は楽しいし、まだ大丈夫かな」と。
「いい人がいたら結婚したいけど、焦って結婚はしたくない」と思うのはこのタイプです。
学生のころのテストと同じような感覚ですね。
勉強していなくても、まあどうにかはなるだろうという考えです。
ですが、勉強していない時点で「どうにか」にはなりません。
婚活も同じなのです。きちんと婚活と向き合っていない時点で、「結婚」からは遠のくのです。
婚活を始めた方に陥りやすいのが「理想が高い」ことです。
「いい人と結婚したい」と思い、誰もがいいと思う理想を追い求めてしまう傾向にあります。
同年代のイケメンで、年収は1000万前後、身長も高く、学歴もある、優しくて、スマートな人…などとイメージしやすいですが、理想にはきりがありません。
いいなと思う人がいても「もっといい人がいるかもしれない」と思うのが人間です。
また、一緒に生活する視点も忘れてはいけません。
相手のスペックが高ければ、結婚生活を送れる訳ではありません。
自分が本当に重要視する点を整理して、理想とする人を考える必要があります。
そして、結婚をするには自分が相手を選ぶだけではなく、相手からも選ばれなくてはなりません。
しかし選ばれる視点がないと、相手に一方的に求めるだけで相手にとっての理想を満たすことができず、片思いのままとなります。
相手に求める分、自分の魅力も同時に高める必要があります。
30代に入って結婚し、幸せな結婚生活を送っている人は数多くいます。
そのような方は、どのようにして成婚へ至ったのでしょうか。
まずは自分を軸に考えましょう。
人によって幸せだと感じるライフスタイルは違います。
どのようなライフスタイルだと自分が幸せに感じるのか、そのうえでどのような結婚生活を送りたいか、自分の中で明確にしておく必要があります。
住む場所、家、子どもの有無、仕事、家事、休日の過ごし方、一緒の時間の持ち方…など様々な観点から整理をていきましょう。
そうすることで「自分のライフスタイルに合う人」が明確になります。
具体化した結婚後のライフスタイルに合う男性を考えましょう。
もし子どもが欲しければ、男性の年齢にも制限が出てきます。
自分の収入を考えたうえで相手にどのぐらいの年収が必要でしょうか。
働き方によっては職種や業種を考える必要もあるでしょう。
ターゲット男性が決まったら実際に会っていきましょう。体力にも時間にも限りがあります。
効率よく動けるように、30代女性が輝ける場所に身を置きつつ、ターゲット男性がいる場所を見極めて活動しましょう。
婚活パーティーに参加してみたり、アプリ知り合った人と会ってみたり、結婚相談所に登録している人ならお見合を申し込んで会ってみたり等、積極的に動いてみましょう。
実際に活動してみると色々な人と出会うと思います。
考えたライフスタイルに当てはまらないけど、いい人に出会う人もいるでしょう。
または、考えたライフスタイルに当てはまるけど微妙だった…なんてことも然り。
最初に考えたライフスタイルでは重要と思ったことも、そこまで重要ではなかったこともあるでしょう。
実際に会って気が付いたことがあれば、最初に考えたライフスタイルをアップデートしていきましょう。
当然、今の自分に合う人がいなければ自分自身が変化しなければなりません。
相手は自分を映す鏡です。いい人がいたとしても、相手から選ばれなければ結婚はできません。
なぜターゲット男性から反応がイマイチなのでしょうか?
なにが足りないのでしょうか?
相手は何を求めているのでしょうか?
何が違うのでしょう?
自分を振り返ってギャップを埋めていきましょう。
ここでは、30代女性の結婚事情と婚活に苦戦する理由、成婚の秘訣についてお伝えしていきました。
一生懸命に婚活して結婚できたとしても、「自分が幸せな状態」でなければ意味がありません。
「自分が幸せな状態」とは十人十色です。
自分で考え、行動していくしかありません。
結婚相談所White Leiでは、臨床心理士資格と公認心理師資格を有する現役心理士がカウンセリングを行い、会員様とのカウンセリングを大切にしています。
自分一人ではよく分からないと感じることも、他者視点を入れることで考えが整理されたり、新たな気付きを得ることがあります。
「あなたが幸せな状態だと感じるライフプランを」一緒に整理しながら成婚に向けてサポートいたします。