【徹底分析】婚活男女の平均年収の実態~ハイスペの定義~

2020.04.26

婚活において年収は非常に気になるところです。

ここでは年代や職種、学歴など様々な観点から世の中の平均年収を探っていきます。

「ハイスペ」とはどのような人なのでしょうか。

 

1.理想の結婚生活はどんな暮らし?

結婚したら、どのような生活を送りたいでしょうか?

郊外に庭付きのマイホームや、都内のタワーマンションの高層階、駅近の徒歩5分以内など、家だけでも迷ってしまいますね。

ステキな家に住んだら、その家でどんな生活をしたいでしょう?

子どもは欲しいですか?週末は夫婦でデートもいいですし、家族で外食もステキです。

時には自分一人で趣味に没頭するのも良いかもしれませんね。

 

理想のライフスタイルを考えるとお金はマストで必要になります。

あなたの理想の結婚生活を送るためには、どのぐらいの年収と人と結婚する必要があるのでしょうか?

まずは、婚活している男女の年収はどのくらいなのか、みていきましょう。

 

2.日本の男女の平均年収

まず、国税庁が令和元年9月に発表した「民間給与実態統計調査」を基準に見ていきましょう。

平成30年度の1人当たりの平均給与は「441万円」です。

男女別に見ると男性545万円女性293万円となっています。

ここで注意していただいたいのは、正規雇用の人も、非正規雇用の人も含まれているということです。

ちなみに、男女含めた正規雇用の人の平均給与は504万円となります。

 

一概に「平均年収」と言われても、性別や年齢、職種など様々な違いがあります。

男女の平均年収を様々な角度から見ていきたいと思います。

 

2.1.年齢別の平均年収

年齢別に見ていきましょう。(参照元)

やはり年齢が上がるにつれて年収は上がっていきます。

とくに男性は、年齢によって大きな差があることが分かりました。

一方、女性は年齢による差は小さいように思います。

年代別にもう少し詳しく見ていきましょう。

 

<20代:約7割が年収400万円未満>

20代の平均年収は346万円です。

男性の平均年収は367万円で、女性の平均年収は319万円です。(参照元)

年収500万円未満の方が約9割となりました。

20代で500万円以上の年収がある方は、ハイスペック層と言っても過言ではなさそうです。

 

<30代:約7割が年収500万円未満>

30代の平均年収は452万円です。

男性の平均年収は487万円で、女性の平均年収は382万円です。(参照元

全体の5割を占めるボリュームゾーンは300万円~500万円未満です。

600万円未満の方が全体の8割を占めます。

 

<40代:約5割が年収500万円未満>

40代の平均年収は528万円です。

男性の平均年収は583万円で、女性の平均年収は413万円です。(参照元

30代と同様に、ボリュームゾーンは300万円~500万円未満です。

40代になると役職に就く人も増えてくるので年収が上がったり、その分の手当がつく会社もありますよね。

 

<50代以上:約4割が年収500万円未満>

50代以上の平均年収は645万円です。

男性の平均年収は690万円で、女性の平均年収は442万円です。(出典元

ボリュームゾーンは300万円~500万円未満であることは変わりませんが、最も年収のばらつきが小さいと言えます。

会社からの評価や役職の手当、勤続年数といった様々な要因を考えてみても、年代の中で最も平均年収が高いのも納得です。

 

2.2.職種・業種別の平均年収

年齢だけでは測れない年収に「何の仕事をしているか」も、もちろん含まれると思います。

職種・業種別にも見ていきましょう。

 

<職種別の平均年収> 参照元

職種分類 全体 男性 女性
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) 574万円 614万円 485万円
企画/管理系 511万円 562万円 436万円
技術系(電気/電子/機械) 469万円 476万円 382万円
技術系(IT/通信) 457万円 476万円 393万円
営業系 440万円 465万円 377万円
技術系(建築/土木) 427万円 440万円 361万円
金融系専門職 410万円 573万円 348万円
技術系(メディカル/化学/食品) 409万円 444万円 365万円
クリエイティブ系 377万円 416万円 344万円
事務/アシスタント系 329万円 386万円 314万円
販売/サービス系 328万円 356万円 297万円

 

<業種別の平均年収> 参照元

業種分類 全体 男性 女性
メーカー 454万円 492万円 366万円
総合商社 448万円 498万円 372万円
IT/通信 446万円 475万円 383万円
金融 436万円 527万円 364万円
メディカル 427万円 509万円 356万円
建築/プラント/不動産 417万円 450万円 347万円
インターネット/広告/メディア 406万円 448万円 361万円
専門商社 403万円 438万円 341万円
サービス 367万円 403万円 326万円
小売/外食 351万円 386万円 308万円

 

専門性の高い知識や技術が求められる職種は平均年収が高くなるものうなずけますね。

メーカーや総合商社が上位にランクインしていました。

 

2.3.出身大学別の平均年収

年収を考えた時、学歴が気になる人も多いのではないでしょうか?

有名大学別にも見ていきたいと思います。(参照元

順位 大学名 平均年収
東京大学 729万円
京都大学 677万円
慶應義塾大学 632万円
東北大学 623万円
名古屋大学 600万円
大阪大学 599万円
神戸大学 590万円
北海道大学 590万円
横浜国立大学 573万円
10 早稲田大学 572万円

 

東大卒が1位で726万円、京大卒が2位で677万円でした。

はやり上位には有名大学が占めています。

 

「年代別の平均年収」の30代以降のボリュームゾーンは300万円~500万円未満でした。

10位の早稲田大学卒の572万円と比較すると、関東で難関校と言われる早稲田大学を卒業してやっとボリュームゾーンの少し上に位置しているぐらいなのですね。

そう考えると、年収600万以上の稼ぎをするには並大抵の努力ではないことが予想できます。

つまり「普通の人」ではない次元だと言えます。

 

2.4.都道府県・地域別の平均年収

「地域格差」という言葉があるように、どうしても都道府県ごとの年収の差は多少あるように思います。(参照元)

エリア 全体 男性 女性
関東 427 万円 476 万円 363 万円
関西 390 万円 436 万円 326 万円
東海 401 万円 443 万円 326 万円
北海道・東北 368 万円 402 万円 307 万円
北信越 381 万円 415 万円 312 万円
中国・四国 381 万円 420 万円 311 万円
九州・沖縄 369 万円 406 万円 310 万円

 

最も平均年収が高かったのは、東京都437万円(男性:490万円、女性:383万円)でした。

続いて神奈川県の430万円、千葉県の414万円と、上位を関東が独占しました。

一方、一番平均年収が低かったのは、沖縄県の337万円(男性:354万円、女性:309万円)でした。

続いて、秋田県の357万円、高知県の359万円でした。

 

住む地域によって生活スタイルや必需品、物価の高さ等が異なるため、お金がかかる部分も変わってきます。

よく「東京は物価が高い」と言いますよね。

都道府県ごとの平均年収だけをみて、関東に住んでいるからお金を持っているとは言えないように思います。

 

3.年収を見るときの注意点

3.1.独身者だけの数字ではない

注意していいただきたいたいのは、年齢別や職種・業種別、出身大学別、都道府県別の調査対象者には、既婚者も独身者も混ざっているということです。

そのため、年収を含め様々な観点からステキな人はすでに既婚者になっている、ことが考えられます。

 

3.2.自己申告の数値

年齢別や職種・業種別の平均年収は、転職サイトに自己申告で登録した方を対象とした統計になっています。

自己申告のため盛っている可能性や、そもそも転職サイトに登録している時点で年収をあげようと努力している人であると考えられるため、一般的な平均年収よりも高く出ている可能性があります。

 

これらの調査結果がまるまる独身者に当てはまるとは考えづらいため、数値を鵜呑みにするのではなく、頭の片隅に置く程度に留めておきましょう。

 

4.異性に求める年収

今度は、独身者は結婚相手にどのくらいの年収を求めているか、内閣府の平成31年に発表した少子化社会対策に関する意識調査を参考にみていきましょう。

男性は、女性に「年収200万円~400万円未満」の年収を希望している人が約5割でした。

男性にとって女性の年収は、「バリバリは働かなくていいけど、ある程度は働いて欲しい」という考えの方が多いのかもしれません。

国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」の女性の平均年収は294万円でしたので、男性が女性に希望する年収と女性の平均年収も同じ範囲に収まっていることが分かります。

女性に対する希望の年収と、女性の実際の年収とのギャップはあまりないように思います。

 

一方女性は、男性に「年収400万円~600万円未満」の年収を希望している人が約6割でした。

一家の大黒柱を担うことが多い男性は、どうしても女性よりも年収を求められるようです。

「民間給与実態統計調査」の男性の平均年収は545万円でした。

女性が男性に対する希望の年収と、男性の実際の年収とのギャップもあまりないように思いますが、ここでも注意して頂きたい点があります。

 

それは、「少子化社会対策に関する意識調査」の対象者は独身者ですが、婚活者ではないということです。

そのため、どれくらい結婚相手をリアルに想像して回答したかは不確かなところがあります。

なぜかと言うと、私の体感として婚活女性の多くは最低でも600万以上を希望しているからです。

調査結果だけを純粋にみると需要と供給が一致しているように見えますが、男性の年収に対して婚活女性も調査結果と同様の考えであれば、年収に関しての不一致は起こらないはずだからです。

 

5.その年収、本当ですか?

生活するうえでお金は無くてはならないものです。

年収が高いという理由だけで結婚を決める方はいないと思いますが、年収が低いと結婚を躊躇してしまうのもまた事実です。

婚活者が相手の年収を知るにはどうしたら良いでしょう?

 

5.1.アプリの自己申告の年収は要注意

現代の婚活においてアプリは定番な出会いのツールです。

無料で始められるアプリも多く自分の好きなタイミングでお相手を探せるので、手軽さが魅力です。

アプリでは自己プロフィールを作成するときに、任意で年収を表記する項目がありますが、年収を書くことはマストではありません

また、アプリ登録時も身分証明の確認だけなので年収を確認する方法はありません

現実に自分を良く見せようとするあまり、年収を偽っている方も中にはいるようです。

マッチングしてやり取りをしている中で違和感に気付くことや、仲が深まってから暴露された、という話は巷に溢れすぎて、もはや珍しいことでもありません。

年収が全てではありませんが、どんなにいい人でも相手に騙されたことはトラウマになりますし、そのあとの関係が上手くいくとはあまり思えません。

では、アプリで出会った相手の年収を見抜くにはどうしたら良いでしょうか。

 

5.2.相手の年収を探る方法

それはどこに住んでいるかを知ることです。

具体的は、地域(東京なら港区など可能であれば最寄り駅)と、間取りです。

食費や娯楽費は月々の調整ができますし、高いお店を知っていても、調べたら誰でも行けます。

しかし、家賃は毎月コンスタントに支払うものです。

継続した支払い能力があることは年収を測る一つの指標だと言えます。

そして年収が高い人は、自分に投資するよりも、自分が身を置く空間に投資する傾向があります。

お金がある人が、服にこだわらずリーズナブルなユニクロを着ることはありますが、家を気にせずボロアパートに住んでいるのは、ほとんど聞いたことがありませんよね。

特に家賃は広さや築年数、駅までの距離、内装などの価値がお金に比例しやすいのです。

 

5.3.日本結婚相談所連盟(IBJ)に登録している会員の年収

情報をいちいち疑って確認して…めんどうすぎる!という方は、結婚相談所がおススメです。

日本結婚相談所連盟(IBJ)では、入会時に公的機関が発行した収入が明記されている書類を提出することが義務付けられています。

特に男性会員は年収の公開がマストになりますので、記載している年収が実は嘘だった…!ということはあり得ません。

女性会員は非公開も可にしているので公開していない方もいらっしゃいますが、公開する場合には男性会員同様に収入が明記されている書類を提出する必要があります。

安心感を持って効率よく婚活を進めていくには最短方法だと思います。

 

6.ハイスぺ男性とはどんな人?

今回の調査結果をまとめると、ハイスペ男性とは平均以上の年収があり、非常に努力家でストイックに自分を追い込むことができる人と言えます。

人一倍勉強しなければ難関大学を卒業することができませんし、専門的な知識や技術を身に着けることはできません。

「普通」と比較すると、圧倒的な行動力や決断力、吸収力がある人です。

つまり、「普通のサラリーマン」ではないのです。

その時点で、普通とは違う仕事や考え方、働き方、ライフスタイルをしていると思った方が良いでしょう。

 

7.ハイスペ男性が求める女性

ハイスペ男性が求める女性は、精神的な安らぎを与えてくれる女性です。

お金は自分が稼ぐので相手にほ求めていません。

家事は外注で対応可能なので、協力し合って…という発想はないでしょう。

若くて綺麗な女性は自然と寄ってくるし、キャバクラやクラブに行けばプロが十分楽しませてくれます。

一人でも生きていける時代に結婚したいと思う理由、それは精神的なものです。

 

8.ハイスペ男性に選ばれる方法

ハイスペ男性に選ばれるには、ハイスペ男性の素早い展開についていく心構えと、相手を認める力必要です。

当然、見た目に気を遣うことや自分の考えや思ったことを適切に伝える力、コミュニケーション力、感謝する気持ち、素直さ…などは基礎中の基礎です。

そのうえで、ハイスペ男性独特のスピード感についていく心構えと相手を認める力が必要なのです。

「普通ではない」ハイスペ男性は、時にはリスクをとって行動したり、激務をこなしたりと、周囲の人たちがやってこなかったことをしてきたからハイスペなのです。

普通の人には思いつかないユニークさやぶっ飛んだ考えを持つ一方、合理性を求めた結果相手に冷たい印象を与えやすいなど、時には孤独に陥りがちです。

そのような中で「家事もやってほしい」「決めるときは私にも相談してほしい」「少しは家のことも考えてほしい」と協力体制を強いられ、悪者扱いをされることをとても嫌がります

ハイスペ男性の考えを受け入れ、「あなたの〇〇なところステキね」と、違いを受け止めてくれる女性を求めているのです。

 

9.まとめ

理想の結婚生活を考えるとお金はあるに越したことはありません。

日本の平均的な年収を考えた結果、ハイスペ男性を狙うことになる方も多いでしょう。

しかし、お金が全てではないものまた事実です。

お相手との価値観や相性の方が断然重要です。

どんな暮らしがしたいのか、自分の優先順位は何か、譲れないもの、家事や子育ての考えなど、様々な項目を整理していく必要があります。

 

結婚相談所White Leiのライフプランを含めた婚活

当相談所では、現役の心理カウンセラーが会員様一人ひとりとカウンセリングをしております。

漠然とした理想が本当は自分の理想ではなく、世間から刷り込まれた理想だということも良くあります。

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